空気を循環させるサーキュレーター

サーキュレーターの役割

家電の中でもいまひとつ使い方がよく分からないという人が多いもののひとつに、サーキュレーターがあります。
サーキュレーターというのは扇風機を小さくしたような形状をしていて、室内の空気を循環させるために使われます。
エアコンで部屋を涼しくしようとしても一部だけの温度が冷え込んで他の部分に冷気が行き渡らないような時、サーキュレーターを使うと室内の温度が均一になります。

扇風機とサーキュレーターとでは、風の届き方に大きな違いがあります。
扇風機の風は広がりながら進んでいくのが特徴です。
これに対してサーキュレーターの風はまっすぐに直進する特性があるため、サーキュレーターを扇風機代わりにつけても部屋が涼しくなるわけではありません。

サーキュレーターの選び方

サーキュレーターを選ぶ際には、部屋の大きさに対して「+2~3畳」のものを選ぶのがポイントです。
カタログに「適用畳数◯畳」などとスペックが表示されていますので、これに2〜3畳をプラスしたものを選べば効率よく空気を循環させてくれます。

サーキュレーターは扇風機よりもパワフルな風を送るように設計されていますので、どうしても騒音が出てしまいます。
集合住宅で夜遅くでも気兼ねなくサーキュレーターをつけたいのであれば、静音モードが搭載されているモデルを選ぶようにしましょう。
大体の目安としては、運転時の音が50dB以下のサーキュレーターがおすすめです。
特に音に敏感な人は、運転音が小さいものを選ぶようにしたいものです。

サーキュレーターにはDCモーターとACモーターの2つの種類があり、DCモーターのほうが静かですので、その点も考慮して選ぶのがおすすめです。
ACモーターのほうは価格がDCモーターよりも低い傾向がありますから、騒音はそれほど気にならないと言うのであればACモーターでもいいかもしれません。

また、便宜性の面から言えばリモコンがついたものの方が断然便利です。
もともとサーキュレーターというのは広めの部屋の隅に置いて使うものなので、風量や首振り操作のためにわざわざ立ち上がるのも面倒です。
リモコンが付いている機種は価格が5,000円以上高くなってしまいますが、それだけのメリットはあると言えるでしょう。

おすすめのサーキュレーター

数多く市販されているサーキュレーターの中でも、特にコスパがいいことで人気が高いのがSUNRIZEの「360°DC首振りサーキュレーター」です。
風量を10段階調整できるだけではなく、動作音が非常に静かなのもメリットです。
アロマケースが付いているドウシシャの「CoCochi-Na CIRKILATOR(サーキレイター)FCW-180D」も評判です。