汚部屋のままで引越しは損!

汚部屋のままで引っ越しは損をする?

ごみなのかそれとも必要な物なのか、判断が付かないほどに散らかったいわゆる「汚部屋」になっているという方が引っ越しする場合、もう面倒だし片づけられないから引っ越し業者の方に全部頼んじゃおうかなと思う方もいるようです。

引っ越しのサービスにはただ荷物を運ぶというものと、梱包サービスなどを依頼することもでき、最近は空調の取外し取付などもしてくれる業者が出てきています。
でも荷物について、汚部屋の場合、どのくらいの荷物があるか見当がつかないので、引越し業者の方も高く見積しなければならず、相場よりもかなり高いことがあります。

相場よりもかなり高い見積を出すのは、つまりお断りしたい案件という事です。
どこに何があるかわからない状態で引っ越しのために梱包するのは非常に時間がかかります。
見積を高く出すのも、時間、また運ぶ物、処分する物が判別しにくく大変だからです。

例えば高齢者施設に入るという時、処分品は多くなる

高齢者というのは若人よりも物をため込む方が多く、高齢者施設に入ることになって片づけることが必要となりお子さんたちが手伝うと、とんでもない量の荷物になる事があります。

年齢を重ねると身体の自由がきかず調子が悪い日も増えてくるので、ごみを放置することもあり汚部屋どころかごみ屋敷となっている可能性もあります。
引っ越しの見積を依頼すると、荷物の量もありますし、運送費、梱包、運送費などを試算してくれますが、荷物の量が不確定となると高く見積もる必要があります。

また高齢者施設に入るとなるともっていける荷物に限りが出てくるので、処分する物も多くなり、家電製品などは古い物だとリサイクル費用がかかりますし、処分品が多ければ多いほど、処分費用も多くなり大変です。

お断り見積の対象となる人は?

引っ越し業者もこれは引き受けたくないと感じるケースがあります。
約束を守らず作業員が訪れても梱包が終わっていない人などルーズで責任感がない人については、次回また引っ越しを依頼してきてもお断り見積となるかもしれません。

梱包が終わっていないと運ぶのも遅くなり、結局次に控えているお客様に迷惑をかけることになります。
必要ない物、処分する物、もっていくものの判別もしなければならず、繁忙期になると1日のスケジュールがしっかり運ばなくなるのです。

搬出、搬入が終わってもどこにどう家具を置くか、こういう人は決めていないのでそれにも時間がかかります。

またクレーマーの方もお断り見積となる可能性があります。
見積業者のせいにして荷物が壊れたから弁償しろとか、そのクレーム処理で仕事が円滑にいかないこともあるのです。

ごみ屋敷状態となっている家は、多くの引っ越し業者がお断り見積をする可能性があります。

荷物の量をみてこれは1日では無理と判断したり、ごみと荷物の線引きをしっかりしなければならず通常よりも費用がかかる事もあり、思っていたよりも荷物が多くなることも予想して金額を出さなければならないのです。

そんな見積を貰うことにならないように、しっかりと普段から片付を行っておくこと、また高齢者の場合、ある程度の年齢になったら処分する物は処分して、部屋に荷物を出来る限り少なくしておくことも必要でしょう。