ごみ屋敷の害虫駆除について

ゴミが多いという問題だけではなく害虫問題が付いてくる

食べ物がある場所や湿った場所、少し暖かい場所など、掃除するとゴキブリの卵があったり、虫がいた形跡が残っていたりして、見えにくい場所もしっかり掃除しないといけないなと反省するものですが、ごみ屋敷の場合、害虫が暮らしやすい生活環境があるので、とんでもない量の害虫が見つかる事も多いのです。

害虫というとみるのもいやという方が多いと思いますが、害虫はその名の通り、人や動物に害をなすものです。
病原菌を感染させたり、アレルギーの原因となってしまうなど、被害にあう事もしばしばです。

ごみ屋敷に害虫はつきもの、見つけた時にはしっかり駆除を考えなければなりません。
衛生的な生活を守るためにも、害虫について理解しておきましょう。

ごみ屋敷に暮らすメジャーな害虫たち

まずゴキブリ、ゴキブリはたださかさかと地面を歩いているのではなく、いきなり飛んでくるので本当に嫌なものです。
黒光りしたその姿と素早く動き、人が寝てから暗くなった場所でガサゴソ・・音がすることもあります。

都市部ではチャバネゴキブリが多く、なんと1世代、3ヵ月から5ヵ月くらいで10日に1度、卵を産むため爆発的に多くなります。

ハエの幼虫蛆虫もまた害虫で腐った動物、植物などを食べて生きています。
産卵してから幼虫、さなぎ、蠅というサイクルをたった1週間で繰り返し繁殖力も強いです。
病原菌を媒介するものなども多いので、駆除が必要です。

私たちに最も身近ともいえるのが、蚊でしょうか、この害虫は水たまりなどで成長しあっという間に多くなるので、特に夏場などは悩まされることが多いです。
ごみ屋敷には知らない場所、見えない場所に水たまりが出来てる事があるので、ご近所にも蚊の被害をまき散らします。

このほかにも、ヒトノミ、ネコノミ、あり、またごみ屋敷には見たこともないような害虫がいる場合もあるようです。
また害虫ではありませんが、害虫がいるところには必ずと言っていいほど鼠がいます。

鼠は暖かい場所が好きですし、ごみ屋敷には自分が食料とする害虫がたくさんいるので暮らしやすいのです。
鼠も病原菌を媒介する生きものとして知られているので害虫と共に駆除が必要です。

どんな被害があるのか?

害虫は病原菌をまき散らす温床となる可能性があり、その病原菌を理解しておくことも必要です。

ゴキブリは沢山の病原菌をまき散らすとしていますが、たとえば大腸菌、サルモネラ菌、赤痢、チフス、小児麻痺病原体などをまき散らすといわれています。
急性胃腸炎になったり、尿路感染症になる、また腸チフスや小児麻痺等になる可能性もあるので、しっかり駆除が必要なのです。

ごみ屋敷をしっかりと片づけると害虫もいなくなる、これはごみ屋敷の片づけ、清掃を行っている業者さんが感じていることです。
じめじめして暖かい場所が無くなる事で、次第に暮らすことが出来なくなるのでしょう。

つまり、しっかりとゴミを排除し、きれいに清掃することで害虫、また害虫がまき散らす被害も阻止できるのです。