和室のカビ

和室にはどんなカビが生える?

畳畳の裏側、タンスなど家財道具の裏側の壁や設置面、天井の縁など、各所に多種のカビが繁殖するので要注意な部分となっています。

押し入れの中など、長期間密閉された風通しの悪い空間を好むカビの種類もあり、十分な注意が必要でしょう。
襖の表面、床の間の奥など、思わぬ場所のカビは壁の色と同化していて見落すケースがあるので、注意深く見てみてください。

食卓など料理の水分が付着する家具自体にもカビが見られる事があるので、清潔に保つ習慣を身につけ、カビが生えにくい環境を作る事が重要です。

和室にあるカビの取り除き方

畳の表面は掃き掃除と拭き掃除で対応出来ますが、内側は畳を上げねばならず、下に敷く新聞紙を交換して水分吸収環境を整える対応が必要です。
和室の壁は擦ってしまうと剥がれ落ちてしまいます。
ブラシなどで優しく除去してから掃除機で落下した異物を吸引して清潔な環境を維持すると良いでしょう。

こちらのサイトでは具体的なカビの取り除き方が記されています。
カビ除去の際の参考にしてみてください。

★畳・和式のカビ予防・対策 | ハーパーベンソン株式会社
参考:http://harper-benson.com/20071079

また、押し入れの奥もブラシなどで除去の後、掃除機で優しく吸引すると効果的。
放置していると保存している家財に転移してしまいますので早目の対処をおすすめします。
洋室の清掃とは異なり、和室の清掃は繊細な作業が求められる為、乱暴なタッチでのカビ除去は厳禁です。

和室で起こるカビを防止する方法

普段触れる事が出来ない箇所には、市販のカビ防止剤などを配備し、定期的に交換する対応が必要です。
食卓の食べこぼしが付着した状態はカビが待ち望む状態になっているので、こちらも注意深く観察してみましょう。

水分を含んだゴミは、即除去を習慣づける事で対応する事が出来ます。
窓の開閉が可能であれば、晴天時は出来る限り解放して太陽光と外気を取り入れ、空気の入れ替えを習慣づけ、カビが生えない環境作りをしておくと良いでしょう。
床の間など奥まった暗がりの箇所も、定期的に照明を当てて状態を確認し、初期段階でカビを除去すると、本格的なカビ防止に繋がります。

和室に生えるカビ普段から気を付ける

洋質と比較すれば冬場に高温多湿とはならない和室ですので、清掃の習慣をつける事でカビの発生を大きく抑える事が可能です。
家具の設置に際しては、壁にピタリと密着させず、僅かに隙間を空ける事で空気の流れの確保をすると良いです。

畳の上にカーペットを敷く、冬季和式のコタツを用いる場合なども、下の敷物を定期的に上げて状態をチェックすることで、見逃してしまうカビの状況を発見できます。
天井に雨漏り等何らかの原因でのシミが確認出来た際は、速やかに周辺の現状を確かめ、可能な限りの対応を速やかに行い、カビが生えてしまう環境を作らないようにしましょう。

カビの防止は普段の生活を見直せば、思っているより簡単にできます。
普段から意識して生活してみましょう。