実家がごみ屋敷に！

とてもきれい好きで部屋を汚せば掃除しなさいと小さい頃からいつも言われてきた、母は常に家をきれいにしてくれていたので、実家を離れることがあっても、まさかごみ屋敷になるなんて想像もできなかった、しかし現実にごみ屋敷になっていたという話があります。

父親と母親が離婚し、その後、母一人に育てられた女性は、母の様子を見にたまに実家に帰っていたようですが、20代半ばくらいから結婚しないのか、いい人はいないのかとしつこく言われるようになり、それで家に近寄りたくなくなったといいます。

実家に帰る度、結婚、いい人は？といわれるのでそれがプレッシャーになり、30歳を過ぎるころには実家に帰る事も少なくなり、結婚せず仕事にまい進していたこともあり、責任ある仕事を任され、3年ほど実家に帰る事がなかったようです。

するといきなり自治体から実家がごみ屋敷状態になっているため、掃除をしてほしいという電話があったというのです。

キレイ好きな母がどうしてこんなことになったのか、ご近所の方もかなり迷惑されており、いくら片づけるようにといっても全く応じない、職員の方が贈ってくれた実家の写真を見たらあまりにも変わり果てた実家に自分の実家とは到底思えないほどだったようです。

庭には雑草がこれでもかと生い茂り、玄関にもベランダにもごみがあふれている状態、よくメディアで目にしていたごみ屋敷の状態がまさしく実家の現在となっていたので、女性はかなり驚き、落ち込んだといいます。

週末に地元に帰って実家にいくと突然帰省した娘に驚いたようですが、女性の方も母が驚くほどに老け込み、顔のしわがひどくなり白髪がより多くなっている姿に、実家にいかずにいたことをひどく後悔したといいます。

親の老化を目にするというのは辛いことですが、自治体の方が連絡をくれたことで、こうしてお母さんの状況、家の状況を知る事が出来てよかったのかもしれません。
このままいけばお母さんは近所からも孤立し、周囲に話す人もいない状態となり、結果、痴呆という状態になったかもしれません。

清掃業者の方に依頼し、家の中をきれいに清掃してもらい、女性は豆に実家へ来るようにしなければと考えたそうです。

こうした話はとても多く、都市部で働く若い世代にとって深く考えなければならない問題となっています。
様子を見に行くという事も必要ですし、また片付が出来ていない様子が見えたら、業者の方に相談するという事も必要です。

清掃業者では週に1回とか、月に何回という形で清掃にいってくれるサービスなども行っていますので、こうしたサービスを利用されてもいいと思います。