床やカーペットに落ちる髪の毛を簡単掃除

髪の毛が気になる理由

家の中を毎日掃除していても、ふと気がつくと床に髪の毛が落ちている…そんな経験をしている人は多いと思います。
髪の毛というのは毎日60〜100本抜け落ちるのが自然なため、いくら毎朝ブラッシングしても床に落ちてしまうことがあります。
特に髪の長い人の場合は、たった一本の髪の毛が落ちていても目立ってしまうものです。
お客様などがいらしたときに床に長い髪の毛が落ちていると気になりますから、できるだけマメに掃除することが大切です。

床に落ちた髪の毛を放置するとどうなるかというと、髪の毛というのはタンパク質からできており、分解されるまでにかなりの時間がかかります。
特に頭皮から抜け落ちた髪の毛は毛根の部分に皮脂が付着ているので、雑菌が繁殖してしまう元にもなりかねません。
ですから、部屋中の床はできるだけ毎日掃除するようにしたいものです。

髪の毛を取り除く掃除方法

髪の毛を掃除するには、掃除機をかけるのが一番です。
フローリングの床であればほうきで履くこともできますが、絨毯が敷いてある場合には掃除機を使って髪の毛を取り除きます。
髪の毛を見つける度にこまめに掃除をするのには、小型のハンディクリーナーがおすすめです。
コードレスの充電式タイプであれば価格も安いので、一台揃えておくと何かと重宝します。

朝早くや夜遅くで掃除機をかけるのは気がひけるというのであれば、粘着ローラーを使って掃除をする方法もあります。
ローラーに粘着テープが付いている粘着ローラーは、ころころと転がすだけで髪の毛などのゴミを取ってくれます。
ただし、フローリングの場合には床に粘着テープが貼り付いてしまうこともあるので、使い方には注意が必要です。
あまり強く押し付けないようにするのがコツです。

掃除機を出すほどでもない、という場合にはゴム手袋や輪ゴムを使うという裏技もあります。
ゴム手袋をはめて髪の毛の落ちている部分を円を描くようになでるだけで、髪の毛を取り除くことができます。
ラップの芯に輪ゴムを何本かはめたものでも、きれいに髪の毛を掃除することができます。

排水溝などに溜まった髪の毛の掃除方法

排水溝などに溜まった髪の毛も、なかなか掃除がしにくいと感じている人が多いようです。
排水溝に絡まった髪の毛は、アルカリ性洗剤などで溶かせばきれいに取り除くことができます。
水酸化ナトリウムが含まれている洗剤も使えますが、掃除の際には必ずマスクを着用し、換気には気を配るようにしなければなりません。

できれば、排水溝に絡まる前にティッシュを使って髪の毛を取り除くのがベストです。
浴室の洗面台などにはティッシュを常備しておき、髪の毛が落ちたらすぐにティッシュで拭い取るようにしましょう。