圧力鍋で料理の時間短縮
片付けが苦手でいつも家の中が雑然としている人の多くは、「何をやるにも時間がない」と感じているものです。
そんなときには、便利なグッズを使って家事の時間を短縮する方法を考えましょう。
家事の中でも毎日必ず時間を取られるのがお料理です。
このお料理も、圧力鍋を活用することによってかなり時間が省けるようになります。
同じカレーを作るにしても、長い時間をかけてことこと煮込む必要のない圧力鍋を使えば、数十分でお肉までとろとろに仕上がります。
煮豆なども圧力鍋を使えば簡単にできるので、出来合いのお惣菜をわざわざ買ってくる必要もありません。
短時間で具材に味をしっかりと染み込ませたいという人は、ぜひ圧力鍋を試してみることをおすすめします。
圧力鍋にはいろいろな形状のものがあり、それぞれに使い勝手が違いますので、自分のニーズに合わせて選ぶことが大切です。
圧力鍋の選び方
圧力鍋は、大きく分けるとガスコンロやIHヒーターを使って調理するタイプと、電気圧力鍋の2種類があります。
電気圧力鍋は圧力が70kPa(キロパスカル=圧力の単位)前後と低めなので、放置しておくだけで簡単に調理ができます。
これに対し普通の圧力鍋は高圧力なので調理の時間をかなり短縮できますが、火加減などを調整する必要があり、目を離せないという特徴があります。
一般に、野菜の煮込みには低圧の圧力鍋、肉や魚、あるいは玄米などには高圧の圧力鍋が適しています。
ですから、日ごろどんな料理をすることが多いかをよく考えた上で圧力鍋のタイプを選ぶことが大切です。
容量に関しては大きすぎず小さすぎず、3L程度の容量のものが人気です。
「大は小を兼ねる」ということであまり大きな圧力鍋を購入してしまうと、それだけ調理に時間がかかり圧力鍋のメリットを感じることができません。
素材によっても圧力鍋の使い心地が違いますので、好き嫌いに応じて選ぶといいでしょう。
ステンレス製の圧力鍋は黒ずみにくく、一旦温めてしまえば保温性に優れているという点がメリットです。
ただステンレスは熱伝導率が低いため、温まるまでに時間がかかるというデメリットがあります。
熱を加えればすぐに温まるアルミ製の圧力鍋は温まりやすいというメリットがあるとはいえ、IHでは使えないというデメリットも見逃せません。
ステンレスの間にアルミニウムの層を挟んだ多重構造の圧力鍋はステンレス製とアルミ製両方のメリットを活かしており、焦げ付きにくいというメリットがあります。
なお、「圧力鍋を使いたくない」という人は蓋の開閉に不安があることが多いので、その場合は蓋が開けやすい圧力鍋を選ぶことをおすすめします。