壁のヤニ汚れ

実は壁のヤニ汚れは落とせる

部屋で喫煙をすると壁紙にヤニがつきます。
賃貸物件の場合には、このヤニ汚れがあると壁紙の張り替え費用が請求されて原状回復費用を請求されることが一般的です。

多くの人はヤニ汚れというのは致し方ないもので取ることはできないと思っています。
しかし、完璧ではないものの、ヤニ汚れの黄色いシミは落とす方法があります。
そこで、ここではヤニ落としの方法を紹介して行きます。

ヤニ落としに有効な道具

ヤニ落としにはいくつかの道具があります。
汚れの度合いや壁紙の質によって効果が変わってくるので試してみてベストなものを選ぶのが重要です。

まずは重曹です。
重曹はヤニの油分を落とすのに役立ちます。
タバコのヤニは水溶性であり、成分のほとんどがタールです。
このタールの力を緩めるのに重曹水が効果を発揮します。

使い方はヤニ汚れに重曹水を吹きかけるだけです。
吹きかけたあとは軽く雑巾で拭き取ります。

次に役立つのがアルコールです。
アルコールも重曹と同じでヤニの油分を緩めて落としやすくしてくれます。
付着して間もないヤニにはアルコールが有効なので、汚れてすぐはアルコールの方が効果的です。

アルコールでも重曹でも落ちない時にはセスキ炭酸ソーダが有効です。
このセスキ炭酸ソーダというのは重曹と炭酸塩からできています。
そのため、重曹よりも強く汚れにも効果的なのです。
頑固な汚れはセスキ炭酸ソーダであれば落ちることがあります。

これらの道具がない時には中性洗剤でも落とすことができ、中性洗剤ならどこの家にもあるので新たな道具の準備をしたくない人にオススメです。
中性洗剤を水で薄めて雑巾につけて叩きながら汚れを浮かせて落として行きます。

本格的な洗剤を購入しても構わない場合にはオレンジオイルの入ったものが効果的です。
オレンジオイルは油汚れに強く汚れを落としやすい効果があります。
そこで、中性洗剤でオレンジオイル入りのもの用いるとより効果的です。

どうしても落とせない汚れには漂白洗剤で漂白するという方法もあります。
漂白成分でヤニの黄ばみも白くなるのです。
ただ、使用時には水で薄めて使いましょう。

壁紙掃除の注意点

壁紙は水に弱いため、拭き掃除をしたら破れてしまうことがあります。
破れてしまえばヤニ汚れよりも酷い破損となり原状回復の請求額が増えてしまうこともありうるのです。
そこで、最初からゴシゴシと行うのは避けましょう。

また、壁紙によって洗剤の相性がありますし、壁紙の破れやすさや素材も違います。
そこで、壁紙の端や目立たないところで試して使って大丈夫か確認した上で掃除をするようにしましょう。
掃除をする前にしっかり確認をすることで、失敗することなく作業をすることが出来ます。